ワックス式温度調節弁

環境性能の高い自立型温度調節弁
熱を加えると膨張する充填物=「ワックスエレメント」で自力作動する温度調節弁です。

【商品特長】

  • 高性能ワックスエレメントにより作動敏感確実
  • 外乱に影響なく安定した運転ができる
  • 取付は直接配管に、ブラケット等不要
  • 圧縮空気、電気等一切不要、取付費は低減
  • 軽量、コンパクト、メンテナンス容易
  • 弁呼び径20Aから150Aまでの各種
商品カタログDL

構造及び作動要領

  1. 温度調節弁を通過する流体の温度がワックスエレメントの融解温度に到達するとワックスエレメントが動作開始する
  2. ワックスの膨張により弁が動作し刻々の温度に応じて2つのポートの開き角度を調節
  3. 開度の大きさで相互の流量を変化
  4. 逆に温度が下がるとワックスは収縮しワックスエレメントに組付けられたスプリングの反力で弁は戻る

型式と流れ方向

流れ方向は6種類、それぞれ分流型にも混合型にも使用できます。

仕 様

弁口径及びワックスエレメントの温度範囲の種類
弁口径及びワックスエレメントの温度範囲の種類
分流(負荷出口温度制御)か混合(負荷入口温度制御)か、使用方法によりワックスエレメントの選定が異なりますので、制御しようとする位置の温度に最も近い目標温度を選定し、最適の温度範囲のものをご指定ください。
弁口径(A) 40A以上 32A以下
温度範囲 目標温度 温度範囲 目標温度
20
25 79/88 85
32 74/82 79
40 68/78 73.5
50 63/71 68.5
65
80 51/60 54.5
100 43/54 50.5
125 41/49 45 45/55 50
150 40/50 45
35/45 40 35/45 40
31/42 36 30/40 35

標準配管例

ボイラー配管例 ボイラー配管例
セントラルクーラー配管例 セントラルクーラー配管例
コージェネレーション用配管例 コージェネレーション用配管例
舶楊エンジン配管例 舶楊エンジン配管例
空調用配管例 空調用配管例

製品イメージ

ワックス式温度調節弁イメージ01
ワックス式温度調節弁イメージ02
ワックス式温度調節弁イメージ03
ワックス式温度調節弁イメージ04
こちらの画像はイメージ画像であり、実際の製品とは異なる部分が御座います。

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