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CFRP・複合材の成形効率を最大化!遠赤外線ヒーターによる均一加熱と時短のメリット

2026.05.02
CFRPの成形効率を最大化する遠赤外線加熱について解説

「CFRPの加熱を効率化したい!」とお考えではありませんか?

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)をはじめとする複合材は、軽量かつ高強度という特性から、自動車・航空機・電子部品など幅広い分野で採用が進んでいます。

成形工程における加熱プロセスは品質と生産性を大きく左右する重要な要素です。従来の熱風加熱では課題も多く、より効率的で均一な加熱方法が求められています。

本記事では、遠赤外線ヒーターを活用した加熱技術により、成形効率と品質を両立するポイントを解説します。

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)成形における加熱工程の重要性

CFRPのイメージ画像

CFRPの成形では、樹脂の軟化・溶融・硬化といったプロセスを適切に制御するために、加熱工程が極めて重要です。温度分布が不均一な場合、樹脂の流動性にムラが生じ、ボイドや未含浸といった不良の原因となります。特にプリプレグや熱可塑性CFRPでは、材料内部まで均一に熱を伝えることが必要です。

加熱時間が長すぎるとサイクルタイムが延び、生産性の低下につながります。一方で、急激な加熱は材料の劣化や内部応力を引き起こすリスクもあるため、「均一かつ適切な速度での加熱」が品質と効率の両面で大切なポイントです。

従来の熱風加熱での課題

従来広く用いられてきた熱風加熱は、設備としては扱いやすい反面、いくつかの課題があります。まず、空気を介して熱を伝えるため、加熱効率が低く、昇温に時間がかかる点です。特にCFRPのように熱伝導率が異方性を持つ材料では、表面と内部の温度差が生じやすく、均一加熱が難しくなります。

炉内の温度分布によって、ワークの品質にばらつきが生じるケースも少なくありません。加えて、熱風循環のためのファンやダクトが必要となり、エネルギーロスやメンテナンス負荷が増加する点も課題です。

熱風加熱は「時間がかかる」「均一性に課題がある」「エネルギー効率が低い」といった問題を抱えており、CFRPの加熱には、より高度な加熱技術へのニーズが高まっています。

遠赤外線加熱による予熱プロセス 

こうした課題を解決する手段として注目されているのが、遠赤外線ヒーターによる加熱です。遠赤外線は物体内部に熱エネルギーを伝えやすく、材料の表面だけでなく内部まで効率的に加熱できる特徴があります。

CFRP成形においては、プレス前の予熱工程に遠赤外線ヒーターを活用することで、短時間で均一な温度状態を実現可能です。これにより、含浸性の向上やボイド低減といった品質改善につながります。

熱風に比べて立ち上がりが速い遠赤外線ヒーターを活用すれば、必要な部分にピンポイントで加熱できるため、無駄なエネルギー消費を抑えられる点もメリットです。設備のコンパクト化やライン組み込みのしやすさもあり、生産ラインの効率化にも寄与します。

TPR商事では、遠赤外線ヒーターでありながら短時間で昇温する『QUTクイックウルトラサーモ』を取り扱っています。以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

熱可塑性樹脂の成形効率を上げるTPR商事の加熱技術

熱可塑性CFRPにおいては、加熱・冷却サイクルの短縮が生産性向上の鍵となります。遠赤外線ヒーターを活用することで、材料の必要な温度帯まで迅速に昇温できるため、成形サイクル全体の時間短縮が可能です。

シートの予熱では、従来の熱風加熱と比較して大幅な時短効果が期待できます。TPR商事のQUTクイックウルトラサーモは応答性が高く、温度制御がしやすい点も特徴です。これにより、材料や製品ごとに最適な加熱条件を設定しやすくなり、多品種少量生産にも柔軟に対応できます。

TPR商事では、遠赤外線ヒーター単品からオーダーメイドでの装置製作まで幅広いサポートが可能です。気になる方はぜひ一度お問い合わせください。 

    資料画像

    この資料で分かること

    • なぜ加熱時間を最大1/10に短縮できるのか?

    • インライン化・自動化を実現するためのライン構成案

    • 工程別の「課題解決」と「導入効果」の実例データ

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