納入事例

エポキシ系接着剤の硬化

2022.05.18

1.概要

 エポキシ樹脂は耐水性・耐薬品性・耐食性に優れるという特性を持ち、工業用接着剤塗料としての用途で幅広く使用されております。
 一液性のエポキシ樹脂は加熱をすることで硬化します。硬化には約120℃ ~ 150℃に樹脂温度を上げる必要があります。熱風炉で約40 ~ 60分程度加熱を行う場合が多いですが、処理時間が長く加熱設備をインライン化できない、インライン化しても加熱設備が大きくなりすぎる等の問題があります。
 遠赤外線のヒータでの加熱はエポキシ樹脂との相性が非常に良く、樹脂内部まで素早く加熱することが可能な為、硬化時間の短縮に繋がります。時間短縮が可能になることで設備をインライン化できた等の事例が数多くあります。


2.テストデータ

《 遠赤外線加熱により、ワーク目標温度まで素早く昇温が可能 》

3.推奨マシン

品名:標準卓上加熱炉
型式:STH-14Q
使用熱源:クイックウルトラサーモQUT60

・クイックレスポンスの遠赤ヒータを採用
 しており、
予熱に掛かる時間を短縮可能。
・3ゾーンによる温調により、希望温度プロ
 ファイルの作成が可能。

※本機をベースとして、幅広タイプや炉長変
 更など様々なカスタマイズが可能です。