納入事例

サイドステップ加熱

2022.05.10

1.概要

 自動車のサイドステップ内部に防錆ワックスを塗り込み、外部から遠赤ヒータで加熱することで、内部のワックスを溶かしてなじませます。

常温から60℃まで昇温。

次工程でワックス温度を60℃ ⇒ 40℃へ降下させ、ワックスのタレを防止します。

放射温度計によるワーク温度制御を採用することで、サイドステップの温度をコントロールしながら加熱することができ、必要以上に温度が上がりすぎることが無く、品質の安定につながります。

2.テストデータ

    〈目標60℃到達 1分以内 ⇒ 60℃ 1分キープ ⇒ 冷却40℃〉


3.推奨マシン

品名:サイドステップ加熱装置
使用熱源:クイックウルトラサーモQUT60

〈 仕様 〉
・放射温度計によるワーク温度制御
・架台のボディーが停止した信号を受けヒータON
・タイムアップにより次工程(冷却)へ
※塗装乾燥や塗装前の予備加熱にも活用できる仕様となっている。