塗装乾燥時に皆さんはどのように乾燥していますか?自然乾燥や熱風乾燥、遠赤加熱乾燥等さまざまな方法があります。この記事では、遠赤加熱による乾燥が他の乾燥方法より優れている点を紹介します。
特徴が似ている遠赤加熱乾燥と近赤加熱乾燥を比較します。
以下に同じ条件で塗料乾燥をした際の塗装温度を表にまとめました。
〔1〕試料条件
1.使用塗料 : 三重油脂化工シリコーン樹脂塗料
2.塗装膜厚 : 約20μ(Bar Coater)ウェット
3.テストピース: 200×200×0.5mm SPCC
4. ヒータ仕様: ① 遠赤ヒータケース(400×160×40mm)1.2kW
② 近赤ランプ外径(Φ126mm)0.375kW / 個
5. 照射時間:10分間
6. 照射距離:25cm
7. 電力密度: ①遠赤ヒータ=2.3w / ㎠、②近赤ランプ=3.0w / ㎠
〔2〕テスト方法
〔3〕乾燥条件とテスト結果
塗料塗布後2分間放置した後、10分間照射後の板裏面温度を測定した結果が下記の表となります。
上記表から、各色の昇温温度のばらつきが確認可能です。遠赤加熱乾燥のほうが、近赤加熱乾燥より色差による昇温温度の差が小さいことが読み取れます。差が小さいということは、多色な被加熱物でも効率よく乾燥することができるということです。
【参考資料:弊社赤外線関係調査資料(登録№0019)より】
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